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さがみはら中央区 文化

公開日:2022.04.21

星が丘在住 加藤さん
市内の桜 75カ所を画集に

  • 自宅兼アトリエの「ギャラリーパスタイム」で端末に表示された画集を手に笑顔の加藤さん=4月15日

 淡彩スケッチ画家の加藤忠一さん(80)=星が丘在住=が8日、市内の桜並木や風景を収めた画集『淡彩スケッチ 相模原の桜巡り 75景』を電子書籍で出版した。ショッピングサイト「Amazon」が提供する電子書籍サービス「Kindle」(キンドル)で100円で販売中だ。



 画集は加藤さんが2012年に紙の書籍で出版した『相模原桜巡り 50景』に新たなスケッチを25カ所分加えたもの。加藤さんの桜の絵は市観光協会らが14年に刊行した「相模原市さくらマップ」に挿絵として登場。多くの市民の目を楽しませてきた。



10年越しの思いを絵に



 10年前の出版時は「切りのいい50カ所で」と、紹介するスケッチを厳選してまとめたため、画集に載せきれなかった場所も多くあったという。「『あそこを載せたかった』『あの場所もきれいなのに』と気になって、ずっと続きを描きたかった」と、募らせてきた思いを吐露する。



 そして今年、日課の散歩中に桜の咲く場所を訪れては絵の構図を考えてスケッチを描き、画集が完成。「桜は1週間ほどしか咲かないけれど、画集を見て市内の桜スポットを新たに発見したり、桜の景色を楽しんでもらえれば」と呼びかける。



 淡彩スケッチを毎日1枚以上描き続けている加藤さん。次に計画しているのはこれまでに訪れた全国の酒蔵1350軒を描いた画集の出版だ。「まだまだ描きたいものがいっぱいある」と、これからも創作を続ける意欲を見せた。問い合わせは加藤さん【電話】080・8903・5370。

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