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続く猛暑日 影響さまざま 収量減 アユは動き鈍く 

社会

公開:2022年8月11日

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強い日差しでやけてしまったピーマン=8月3日、緑区
強い日差しでやけてしまったピーマン=8月3日、緑区

 神奈川県内で最高気温35度以上の「猛暑日」が続いた8月上旬、市内の農業、漁業関係者や商店主に暑さの影響を聞いた。(8月3日起稿)

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 「気温が高いのも大変だが雨が降っていないのが何より心配」。JA相模原市営農経済部(緑区田名)の篠崎雅人主任は今回の酷暑についてそう説明する。篠崎さんによると、ここ2週間ほどまとまった雨の記憶はなく、「農作に都合のよい気候とされる五風十雨(5日ごとに風が吹き、10日ごとに雨が降ること)とはいっていない。これでは収量が減ってしまう」と頭を抱える。近隣の農地で栽培するピーマンは強い日差しにより、すっかりやけていた。

 暑さ、雨不足は相模川のアユ釣りにも影響を与えている。梅雨が短かったことに加え、明けた後も雨が少なく、川の水位が下がっている。そのため水温が高く、朝は23度程度だが日中は30度近くになることもあるそう。友釣りには「元気なおとり」が大事だが、水温が高いとアユの動きが鈍くなる。関係者は「例年高くなったとしてもお盆くらいの時期。7月下旬からここまで暑くなるとは」と顔をしかめた。

 中央区相模原の鮮魚店「氷川屋」は昔ながらの店構えで、常に入口扉を開けて営業をしており、店内に冷房機器はない。「外の気温が高いと冷蔵庫の調子に影響する。冷蔵庫の効きが悪くなると魚が傷みやすくなってしまう」。そのため営業時間をできるだけ短くする工夫をしており、現在は午後3時頃から刺身などを売り出すそう。「これまでは1時くらいには販売を始めていた。今年は異常」と嘆いた。

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