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女性が支える老舗の「ものづくり」 おしゃれゴムと生活雑貨 『株式会社イノウエ』
緑区鳥屋にある「(株)イノウエ」(井上毅社長)はゴムひもや生活雑貨製造販売の業界最大手。主力のヘアゴムは全国トップクラスのシェアを誇り、県の中小企業モデル工業にも指定されている。地域活動にも積極的に取組む中、今年5月には創業90周年を迎える。
都市部から離れた立地のため人材確保は重要課題。中でも「女性が働きやすい環境づくり」には注力し、市内3カ所の拠点に従事する46人のうち7割が女性。「内職さん」と呼ばれる在宅スタッフも活躍している。
「柔軟性を実感」
「身近にある”ものづくり”に携わりたい」。岡村春香さん(25)は現在、営業部で商品企画や販路拡大に奔走している。「結婚、出産後も仕事を続けたい」と考える岡村さんは、「入社してから実際に産休に入った人も2人いて、この会社の柔軟さを実感した。仕事とプライベートが両立できる職場」と語る。
「アットホームな雰囲気が心地よい」と話すのは同じく営業部の植田夏穂さん(23)。すっかり会社になじんでいる様子で「女性の先輩が多くいろいろと相談がしやすい」と笑顔で話す。
長田遼さん(23)は工場での出荷作業に従事していたが、2人目の子を妊娠し総務部へ異動に。「私の無理をしてしまう性格を見通してデスクワークにしてくれた。つらい時はつらいと言える環境がありがたい」
加えて、「早く帰宅できるのも良い」と3人は口を揃える。残業は月平均10時間程度。繁忙期などには多少の残務はあるものの、普段は午後5時30分の定時を過ぎると、ほぼ全社員が退社する。上の子を保育園に預ける長田さんは、「フルタイムで勤務して、迎えにも間に合う」と話す。
「楽をして稼ごう」。井上社長は日頃、従業員に呼びかけている。効率よく働いて定時に帰り、自分の時間を大切にする、普段から残業がなければ、いざ欠員が出た時にも少しの残務で対応ができる、という考え方だ。そして、それが浸透し実践されているところに、90年を迎えてさらに進化する「老舗の新しさ」を見た。
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