(公社)全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)の2018年度通常総会が6月28日に東京都内のホテルで開かれ、総会後に行われた任期満了に伴う会長選で、中央の山久建設不動産社長で(公社)神奈川県宅地建物取引業協会会長の坂本久氏が新会長に選任された。任期は2年。神奈川選出の会長就任は初めて。
全宅連は1967年に設立した、全国47都道府県にある宅建協会の全国組織。宅建協会傘下の会員事業者数は約10万事業者で、全国の不動産業者の約80%が会員となっている、国内最大の組織とされる。
会長選は通常総会後の理事会で実施され、理事による投票の結果、坂本氏の選任が決まった。第8代目の会長となる。坂本氏は今回が初出馬での選任で、神奈川選出としても初めての会長就任となった。
坂本氏は現在69歳。2006年から県宅建協会相模北支部支部長を4期8年にわたって務めた後、14年に県宅建協会会長に就任。今年で3期目。これまで試験協力機関として県から推薦されたのを受けて、同協会主催では初となる宅地建物取引士資格試験の実施などに尽力した。
就任を受け、本紙の取材に応じた坂本氏は「5期10年を務めた前会長の後任ということで身の引き締まる思い」と心境を語った上で、昨年、全宅連が創立50周年の節目を迎えたのを踏まえ、「次なる50年に向けた使命として力強い全宅連にし、消費者を笑顔にする。それにはまず、会員を笑顔にしたい」と抱負を述べた。会長就任にあたっては「地域」をキーワードに据えた事業展開を図る考えを示唆。とりわけ、空き家問題について積極的に取り組む考えを強調した上で、「地域活性化、中でも(全宅連をはじめとしたハトマークグループが掲げる)地域のために寄り添い、生活のサポートパートナーとなることをめざしたい」と意気込みを見せた。
|
<PR>
さがみはら中央区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|