フルート奏者で、10月に横浜市内で演奏会を開催する 河合 沙樹さん 由野台在住 47歳
すべての人に音楽を
○…「たくさんの人に、身近に溢れる音楽を生で楽しんでもらいたい」との思いから、フルート奏者として県内でのコンサートや福祉施設などで演奏を続けている。10月18日(木)には、所属する合奏団が24回目となる演奏会を開催。動物をテーマに組曲「動物の謝肉祭」などを演奏する。
○…小学5年生の時、通っていた共和小の合奏団に入団し、フルートを勧められた。その可憐な見た目と、仲間と一致団結して音楽を完成させていく過程のとりこになり、次第にオーケストラ団員を夢見るようになった。夢を叶えるため音楽漬けの日々を送り、音楽大学に進学。「人とは比べず、自分自身の成長のために地道に練習を重ねた」と青春時代を懐かしむ。現在は合奏団などの公演を中心に、フルート指導者としても活動している。
○…夫は趣味でトロンボーンを、高校生の娘は吹奏楽部でトランペットを演奏する音楽家族。いつか同じ舞台で共演するのが夢だ。人を楽しませることが好きで、幼い頃は親戚が集まれば決まって「クイズ大会」を開いていた。家族を持った現在は、おいしい料理を作って家族に喜んでもらうことに幸せを感じている。
○…音大卒業後、主要な賞に恵まれず活動を続けることに悩みを抱えていた頃、イタリアでの演奏会の出演機会が舞い込んだ。言葉も通じない地での公演だったが演奏後、観客が立ち上がって拍手をしてくれた。「好きな音楽をやっていれば人を喜ばせることができる」と、フルート奏者として自信を持てた瞬間だった。近年はその思いがさらに強くなり福祉施設で慰問演奏を行うなど活動の幅を広げている。「公演会場に来られない人にも、音楽で明るく元気になってもらいたい」。これからも大好きなフルートですべての人に笑顔を届ける。
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