神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

被災者支援 「うちへどうぞ」広がる"草の根の善意" 市内受入施設に44名 温泉・理美容、無償サービス

公開:2011年4月7日

  • LINE
  • hatena

 東日本大震災から27日−−。市内でも、被災地からの避難者受け入れが始まっている。相模原市では、市体育館(中央区富士見)と教育施設「相模川ビレッジ若あゆ」(緑区大島)の2か所を受入施設として開放。市内には3日17時時点で、9組44名が入所しているほか、縁者を頼って個人宅に身を寄せる避難者もいる模様だ。こうした動きを受け、市内では“草の根の善意”が広がりつつある。

 温浴施設「ここち湯相模原店」(南区大野台)、「やまとの湯 相模原店」(南区鵜野森)では先月29日より、避難者を対象に、無料での入浴を請け負っている。いずれも、市議を通じ、市に申し出たもの。市では、避難所の受付や区役所の地域政策課でチケットを配布し、前出2施設に加え、市の入浴施設「いやしの湯」(緑区青根)と「藤野やまなみ温泉」(緑区牧野)の4か所での利用を可能にしている。

 また、無償でヘアカットを引き受けている理美容店も2店舗ある(4月1日時点)。美容院「コージィきむら」(南区上鶴間本町)は定休日、避難所入所者を店まで送迎の上、カット等を引き受けた。「要望に合わせ、出張も検討したいです」。

 「カットハウス セシル」(南区文京)は、相模川ビレッジ若あゆでの出張カットを実施。個人宅や施設への訪問美容も行う同店では、今後の要望次第では「通常の訪問美容と同様のサービスを提供するつもり」という。いずれも、店舗からの申し出で無償提供が実現したものだ。また、「避難所へは無料で新聞も届いているよう」(市職員)とも。
 
期限は半ばまで

 ただし、避難所のうち、「相模川ビレッジ若あゆ」は今月半ばまで。期限延長を検討しつつ新たな受入先を探している状況だ。市では今週、避難所入所者へアンケートを実施。その集計から要望を汲み取り、それを基に、今後の支援を行うとしている。

さがみはら南区版のトップニュース最新6

市内全区で上昇率拡大

地価公示

市内全区で上昇率拡大

リニアと駅近で住宅需要増

4月18日

介護者居場所に自宅開放

相模台モンステラ

介護者居場所に自宅開放

県から表彰

4月18日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

命名権の制限数を廃止

相模原市

命名権の制限数を廃止

財源確保へ1社多数も

4月11日

不便地域で乗合実験

県タクシー協相模原地区会

不便地域で乗合実験

市と協定、5月から

4月4日

登録数1,000件突破

さがみはらSDGsパートナー

登録数1,000件突破

企業や団体同士の連携も

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook