”世界の後藤さん”市長に報告 リストコン優勝 「声援あってこそ」
オランダで今春開催された「第9回フランツ・リスト国際ピアノコンクール」でグランプリに輝いた後藤正孝さん(26/南区相模大野)が24日、市役所を訪問、加山俊夫市長に優勝報告を行った。
東日本大震災で日本全国に深刻なムードが漂う中、明るいニュースとなった後藤さんの快挙(4/10)。現地で「音楽の伝統を守った”サムライ”」「ヨーロッパの精神を理解しているのは彼しかいない」と称された舞台を、「ホームステイ先や観客、更には日本の皆様からの温かいサポートや声援があったからこそ」と改めて振り返った。
コンクール直前に起きた震災当初は、母校・昭和音楽大学(川崎市麻生区)でレッスン中だった。優勝後、同大学が合唱指導に携わっていた岩手県陸前高田市に足を運び、ミニコンサートを開いたそうだ。
国内外で公演が続くという後藤さんに、市長は「市内から才能溢れる若い人が出るのは大変うれしい。(昭和音大のある)川崎は(文化施策を)しっかりやっている。ウチもやらないと。グリーンホールでも、思う存分、力を発揮してほしい」と9月17日(土)に同ホールで控える市内初の凱旋公演に期待を寄せていた。
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源氏物語を知る4月18日 |
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