南区東林間の青果店『チャンプール』ではこのほど、ドイツ・ベルトールドテクノロジー社製の「食品用放射線測定器」を導入した。商店レベルでの使用は非常に珍しいケースだそうで、NHKから取材のオファーもあった。
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空気中の放射線量を測定するガイガーカウンターを持ち歩き、ネットを通じて市内の数値を公表するなど、放射能汚染問題に、積極的に取り組む同店。店主の高岡さんは「買うかどうか迷いもあったが、しっかりとした数値を自分で確かめる方法が欲しかった」と話す。1台およそ百万円、需要の増加で、発注から納品まで約3ヶ月がかかった。 高岡さんはこれまでネットを利用し、食品産地の放射線量等を調べていた。この機器では食品、液体、土壌などに含まれる放射性物質の量を測定可能。消費者は数値の低い食品を選ぶことで、極力、内部被ばくを抑えることができる。
計測値には、もともと自然界にある放射性物質(カリウムなど)も合計される。従って、食品の安全性を見極めるには、この数値についての知識も不可欠。納品日に早速、岩手県産のほうれん草を計測してみたところ、「問題はなかった」そう。今後約一カ月間、試用運転をしたのち、市民からの測定も受け付ける予定だ。
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