神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
さがみはら南区版 公開:2011年10月20日 エリアトップへ

「先生に休息を」複写機贈呈  南ロータリークラブ  実用的な被災地支援

公開:2011年10月20日

  • LINE
  • hatena
写真は10月、6年生のクラスで。「被災地に行った会員を起点に計画し、単に寄付金を渡して終わらせることなく、相手の顔が見える支援をめざしました」と足立会長
写真は10月、6年生のクラスで。「被災地に行った会員を起点に計画し、単に寄付金を渡して終わらせることなく、相手の顔が見える支援をめざしました」と足立会長

 相模原南ロータリークラブ(足立旬一会長)ではこのほど、震災で被災した大槌(おおつち)小学校(岩手県大槌町)に感熱式拡大複写機(ポスタープリンター)などを贈呈した。クラブでは今回、ある会員の活動をきっかけに、「必要なものを直接届ける」という、実用的な支援を実施。足立会長は「単に寄付金を渡すだけのことはしたくなかった」と話している。

 「本日、悠弥君はお休みです」――。支援のきっかけは4月26日の新聞記事。この春、大槌小学校へ入学予定だった祝田拓実さんの長男・悠弥君は津波で行方不明に。悠弥君欠席の中、仮施設で入学式が行われ、担任の先生はクラスのみんなに”お休みの報告”をした。

 この記事に心を打たれたクラブメンバーの中村辰雄さん(=写真中央/中央区千代田)は、学校の教頭に直接連絡をとり、個人的に支援をかって出た。辞書50冊、鍵盤ハーモニカ20台などの教材を2回にわたり手渡した。

 そして今回、中村さんによる支援の続きをクラブで行うことに。9月、学校に不足品を問い合わせたところ、「教科書などの資料を拡大したり、運動会のポスターを印刷する拡大機を支援いただけないか」との連絡が。クラブでは早速プリンターを手配し、10月4日に配送。5日、キャンディや駄菓子などを車いっぱいに詰め込み、クラブを代表して中村さんが現地を訪問した。

 このプリンターのおかげで、教職員の授業用資料の作成が大変楽になったそう。震災以来、ほぼ無休で業務を続けているため、「先生たちが少し休めるようになり、本当に感謝しています」と学校からお礼の言葉をもらったそうだ。

 なお、支援先の大槌小学校は現在、近隣4つの学校と一緒に、「統合仮設校舎」で授業を受けている。
 

さがみはら南区版のトップニュース最新6

4日、5日に大凧まつり

4日、5日に大凧まつり

本番向け、準備着々

4月25日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月25日

市内全区で上昇率拡大

地価公示

市内全区で上昇率拡大

リニアと駅近で住宅需要増

4月18日

介護者居場所に自宅開放

相模台モンステラ

介護者居場所に自宅開放

県から表彰

4月18日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

命名権の制限数を廃止

相模原市

命名権の制限数を廃止

財源確保へ1社多数も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook