さがみはら南区版 掲載号:2011年10月20日号
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「先生に休息を」複写機贈呈  南ロータリークラブ  実用的な被災地支援

写真は10月、6年生のクラスで。「被災地に行った会員を起点に計画し、単に寄付金を渡して終わらせることなく、相手の顔が見える支援をめざしました」と足立会長
写真は10月、6年生のクラスで。「被災地に行った会員を起点に計画し、単に寄付金を渡して終わらせることなく、相手の顔が見える支援をめざしました」と足立会長

 相模原南ロータリークラブ(足立旬一会長)ではこのほど、震災で被災した大槌(おおつち)小学校(岩手県大槌町)に感熱式拡大複写機(ポスタープリンター)などを贈呈した。クラブでは今回、ある会員の活動をきっかけに、「必要なものを直接届ける」という、実用的な支援を実施。足立会長は「単に寄付金を渡すだけのことはしたくなかった」と話している。

 「本日、悠弥君はお休みです」――。支援のきっかけは4月26日の新聞記事。この春、大槌小学校へ入学予定だった祝田拓実さんの長男・悠弥君は津波で行方不明に。悠弥君欠席の中、仮施設で入学式が行われ、担任の先生はクラスのみんなに”お休みの報告”をした。

 この記事に心を打たれたクラブメンバーの中村辰雄さん(=写真中央/中央区千代田)は、学校の教頭に直接連絡をとり、個人的に支援をかって出た。辞書50冊、鍵盤ハーモニカ20台などの教材を2回にわたり手渡した。

 そして今回、中村さんによる支援の続きをクラブで行うことに。9月、学校に不足品を問い合わせたところ、「教科書などの資料を拡大したり、運動会のポスターを印刷する拡大機を支援いただけないか」との連絡が。クラブでは早速プリンターを手配し、10月4日に配送。5日、キャンディや駄菓子などを車いっぱいに詰め込み、クラブを代表して中村さんが現地を訪問した。

 このプリンターのおかげで、教職員の授業用資料の作成が大変楽になったそう。震災以来、ほぼ無休で業務を続けているため、「先生たちが少し休めるようになり、本当に感謝しています」と学校からお礼の言葉をもらったそうだ。

 なお、支援先の大槌小学校は現在、近隣4つの学校と一緒に、「統合仮設校舎」で授業を受けている。
 

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