初節句"4世代"で待ちわびる
「今年は、ひ孫さんの初節句を祝う方が4人も続きました」と稲村人形店(南区松が枝町)の野口かおりさんは声を弾ませる。同店は当地で40年近く営業、世代を越えた顧客も多数いるが、”ひ孫のために”と自ら来店する人は、これまで「滅多になかった」そう。
本田洋子さん(70/相武台団地=写真左)も、御園に住む2人目のひ孫・瑛太ちゃん(7か月=写真右から2人目)にと、娘の詔子さん(46)と一緒に同店を訪れた。気に入ったものを孫夫婦に”写メール”で送り、3世代で選んだという鎧兜は、居間で威風堂々の存在感を放っている。「15年ほど前、稲村さんに、母の形見の着物で日本人形を3体作ってもらい、親類に大変喜ばれました。お顔が一つひとつ違ったのは手作りだからでしょうね」と洋子さん。初ひ孫の誕生でそれを思い出し、瑛太ちゃんの姉・新奈ちゃん(2=写真中央)にも雛人形を贈ったそうだ。
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源氏物語を知る4月18日 |
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