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橋本で交流会 「避難されている皆様へ」 6/3(日)  市内ママらが企画

公開:2012年5月31日

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福島からの親子を招いたキャンプは5泊6日で行われ、30人以上が参加した
福島からの親子を招いたキャンプは5泊6日で行われ、30人以上が参加した

 東日本大震災の被災地から相模原市に避難されている方の交流を目的とした”お茶会”が来月3日(日)、緑区橋本で開催される。主催は共同保育の幼児園「つちのこくらぶ」(緑区太井)に子どもを通わせている保護者の有志、『母ちゃんず(かあちゃんず)』。

 「何かをしないではいられない」。ママたちが立ち上がった。

 原発事故後の福島県における放射能数値の”桁外れの高さ”に驚き、そこで暮らさなければならない親子の苦しみを考えたことが活動のきっかけ。3人の話し合いでスタートした支援は、今では心強い10人の仲間によるものに。この春には町田市の施設に福島の親子を招いての短期保養キャンプを企画した(=写真)。

 今回のお茶会は市からの依頼を受けての実施となる。「自然な雰囲気で話し合う気軽な集まりにしたいと思っています」とメンバー。会場は杜(もり)のホールはしもとセミナールーム2。時間は午前9時半から11時半まで。参加は無料となっている(定員30名)。希望者は直接会場へ(問前田さん【携帯電話】090・1045・9044)。

福島の現状

 福島県から自主避難中で、『母ちゃんず』の一員である鹿目(かのめ)久美さん(緑区原宿)は、「福島の現状を思うと、つらく胸が苦しくなってきます。1年以上が経っても、何も変わっていない。それをなかったことにしようとしている動きに、苛立ちを感じます」と話す。夫を福島県に残し、昨年夏から長女と市内の実家で暮らしている。「『母ちゃんず』の活動がどんどん広がってきて、自分も出来ることがあることで、鬱々(うつうつ)とする気持ちが少なくなってきました」。このまま相模原での生活を続けると、決意したそうだ。

夏にもキャンプ

 また、同団体ではこの夏にも春同様の保養キャンプを計画している。「1か月くらいの長期受け入れが必要と感じています」。

 なお、相模原市によると、被災地からの避難者数は2月の末時点で、約360人。市の調べによると、「話し相手がいない」などコミュニケーション不足を悩みとしている方が多いそう。市では昨年秋と今年春に交流の場を設けた。
 

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