学生三大駅伝の一つ「出雲全日本大学選抜駅伝競走」に青山学院大学(相模原キャンパス=中央区淵野辺)陸上部が出場し、昨年の覇者・東洋大を抑えて、2時間9分41秒の大会新記録で初優勝を飾った。3大駅伝での優勝は同大初の栄冠。箱根(来年1/2・3)へ向け全国から注目が集まっている。
レース序盤から好位置につけた青学大は、3区でトップに立ち、4区で区間新をマーク。リードを保ちながら6区アンカーの出岐雄大(できたけひろ)選手(主将4年)に襷を繋げ、そのまま逃げ切った。
今年6月に行われた全日本大学駅伝(関東地区予選会)では20チーム中14位の成績に終わり、「大惨敗」と原晋監督。その結果から夏合宿では、チームが団結。”エース出岐に頼りきりにならない体制”を整えた。結果、今大会では6人中、2人が区間賞、うち1人が大会新をマーク。「11月に行われる全日本駅伝(本選)に出れない悔しさをぶつけるため照準を合わせられた。狙いにいって獲れたタイトル」と監督は振り返る。
選手たちは町田市中町の寮で生活している。練習場所の一つである境川沿いを走っていると、「おめでとう!次は箱根だね」と声をかけてもらえるという。「出雲での優勝で地域の方々からの注目がより一層高まっていることを感じます」と原監督。昨年は5位と、創部以来最高位につけた箱根駅伝での活躍が期待される。
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