相模原市、町田市全域で消灯を促し震災復興の祈念とエコ意識の啓発を図る初のイベント「まちだ・さがみはら絆（ばん）・創（そう）・光（こう）」が３月11日（月）に行われる。主催者である両市では繁華街を中心に市民、店舗などの民間事業者に協力を呼びかけている。当日は午後６時から８時の間に一斉消灯を予定。また同日には、中央区由野台にキャンパスを構える、ＪＡＸＡ（ジャクサ）（（独）宇宙航空研究開発機構）による講演・星空観察会も実施される。
これは町田市・相模原市首長懇談会で決まったもの（１／29）。震災復興のテーマとなった「絆」、両市でクリエイティブな企画をと「創」。そして、大規模な停電により失われた「光」をそれぞれ頭文字にとり、名づけられた。相模原市によると、両市が一斉に消灯するなど、密接に連携した環境イベントを組むのは類例がないそう。
東日本大震災から丸２年となる３月11日に行うことで、市民、民間事業者からも協力を得やすいとの判断から、このタイミングでの実施となった。両市とも、繁華街の店舗看板や屋外電飾の消灯を実現することで、停電により対応に追われた震災を風化させないといったねらいがある。
当日は市庁舎の消灯など行政が率先して取り組むほか、両市全域にわたり無理のない範囲で消灯が行われる。相模原市はすでに商工会議所や自治会連合会などに協力を要請しており、各団体とも前向きな姿勢を見せているという。なお、街灯、防犯灯などは対象外となる。
ほうき星も接近中
さらに消灯イベントに合わせ、市立博物館（中央区高根）、町田リサイクル文化センター（町田市下小山田町）ではＪＡＸＡによる講演会、星空観察会が同時開催される。詳しくは３月１日（金）発行の広報等にて（定員制）。
ちなみに３月10日には”ほうき星”パンスターズ彗星が太陽に急接近すると言われている。
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