自転車の運転マナーを向上させようと、区内の高校・大学生がオリジナルキャラクターを制作し、またそれに関連したグッズ作りを進めている。今月中には完成させ、街頭や各校校門などで掲示、配布。親しみやすいキャラで、安全走行を呼び掛けていく。
南区は交通事故の中で自転車に関する事故の割合が多く(34%)、県内でワースト4位の現状となっている(平成22年・神奈川県警調べ)。これは、駅や学校への移動に自転車を使う、”利用者自体が多い”ことも一因と考えられ、以前より違反運転対策やマナー徹底が求められていた。
そこで平成23年10月、南区役所の呼びかけで区内の高校・大学11校の職員、また南警察署員や区役所職員らで組織する「南区自転車対策学校連絡会」を設置。2、3回と続く中で、「信号やライトの設置」など、主にハード面への対策が議論されていた。一方、「学生目線での啓発が必要なのでは」との意見も出された。
”5レンジャー”誕生
そして昨年12月、この学生を主体とした会議が実現。区内5校(女子美術大学・県立神奈川総合産業高等学校・県立上鶴間高等学校・県立相模原青陵高等学校・東海大学付属相模高等学校)から20人の学生が参加した。話し合い初回に持ち上がったのが、キャラクター制作案。それを発展させ、このほど5校それぞれがアイデアを。5体が自転車マナーにちなんだ特徴をもつ”5レンジャー”が誕生することに。今後は、このキャラを生かしながら、学生主体でポスターの設置やチラシ配布、メディアへの露出などを進めていき、安全走行の啓発を行う。
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