相模女子大学中学部・高等部では先月30日、春休み科学イベント「サイエンス研究所(ラボ)」を開催した。化学結合を楽しく学べるカードゲーム「ケミストリークエスト」を開発した中学生・米山維斗(ゆいと)くん(緑区)もゲストで登場=写真中央。市内で米山君が講師を務めるのは初めてのことで、自らゲームに加わりながら化学の楽しさを伝えた。
相模女子大中・高生が市内の小学生向けに行った科学体験イベント。2部構成となった当日の1部では、同中・高等部科学部の生徒らが中心となって、豚のレバーやブロッコリーなど身近な食べ物からDNAを取り出す実験を行った。
そして2部では、米山君が登場。自身が設立した「ケミストリー・クエスト株式会社」についてなど自己紹介をおこなった後、実際カードを広げ、小学生に説明しながらゲーム対戦を行った。
米山君は、現在13歳。新中学2年生ながら、何と”会社社長”でもある。小学3年生時、”戦わない”カードゲームは作れないかと、結合(=化学)を題材としたゲームを思いついた。原子カードを中心に結合させ、分子を作っていく。「組み合わせは無限大」。それが化学の楽しさだそう。そして2011年にこのカードゲームが商品化され、会社を設立。小学生社長とマスコミでも話題となり、ゲームは49000部を突破(幻冬舎エデュケーション)。昨年秋にはiPhone用のアプリも発表された。米山君は、「理科離れと言われているので、遊んで化学に興味を持ってもらえれば」と話している。
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