相模川の堤防斜面を彩る「相模川芝ざくらライン」の美しい景観を保持しようと、地元団体有志による除草作業が6月25日、新戸スポーツ広場(南区新戸)付近の河川敷で行われた。同地で芝ざくらの植栽や管理を行っている新戸相模川芝ざくら保存会(児玉高典会長)が、会員の高齢化などで思うように事業が進まなくなったため、今回地元の団体に支援を呼びかけて約60人が集まった。
当日は同会とJA相模原市女性会新磯支部のメンバーに加え、相模原市を本拠地とし、今年4月に同地に専用練習場が完成した女子サッカーチーム「ノジマステラ神奈川」の選手・コーチらも鎌を手に参加。時おり降る雨も気にすることなく、笑顔を見せながら草刈りを続けていた。尾山沙希主将(23)は「練習場ができたばかりなので地域に溶け込みたい」とコメント。保存会の児玉会長は「今後各団体を中心に住民にも声をかける」と方針を語った。