東日本大震災で避難を余儀なくされ、現在も相模原市内で生活を送る人たちと、同じく町田市で生活する人たちによる交流会が11月28日、南区相模大野で行われた。
岩手、宮城、福島の3県から避難し相模原市、町田市に住む20人を集め行われた。福島県南相馬市の小高区から避難し、現在は南区東林間に住む猪狩克允さん(83歳)は、市内の交流会には初めて参加。取材に対し猪狩さんは、「正直にいうと、ここまで避難生活が長くなるとは思わなかった」と率直に話し、「(市の関係者らに)お世話になっているし、皆が明るく過ごそうと思っていると思う。同郷の人と話すと生きる励みになるし、頑張っていける。今後も会を続けてもらえたら」と交流会の広がりを求めた。今回の会は近隣市との交流とはいえ初対面がほとんど。中には、福島で近所付き合いだった人同士が初めて再会を果たすといったケースもあった。
今も380人
震災による相模原市内への避難者は、今年10月28日現在で380人に及ぶ。市は、2011年秋から避難者交流の場を合計6回設けている。今回は町田市に避難し生活する人たちが自ら結成した会「東北の絆 サロンFMI会」に相模原市の担当者が共催での交流会を打診。近隣市で機会の拡大を望む同会の意向と合致し、快諾を得たことから、開催に至った。
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