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市、千寿閣と協定 災害時の一時滞在施設として

文化

公開:2015年4月2日

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 相模原市は3月11日、「ホテルラポール千寿閣」(南区上鶴間本町)=写真=を運営する千寿産業(株)(岩崎正社長)と、「災害時における施設等の提供協力に関する協定」を締結した。

 震災などによる大規模災害時に公共交通機関での帰宅が困難となった人が、一時的に滞在できる施設の確保を目的としたもの。協定を締結した施設は、市の要請に基づき建物の一部を帰宅困難者に開放し、水道水及びトイレなどを提供する。

 市によると、2011年の東日本大震災発生時に、首都圏で多数の帰宅困難者が発生。市内でも約2500人が帰る術を失った。以降、市では一時滞在施設の確保を促進。今回の締結が13施設目となった。また今回は町田市と共同での協定締結で、同市と連携しての一時滞在施設確保は初めて。

 町田駅周辺では現在、町田市民ホールなど同駅北口にある4つの公共施設が一時滞在施設となっている。しかし、相模原市域となる同駅南口周辺にはこれまで締結施設がなかった。

 市では「今後も公共施設に加え、民間施設との協定締結により、一時滞在施設の確保を順次進めていく」としている。

 千寿産業(株)は1964年に設立。同ホテルと町田ボウリングセンターを運営。昨年創立50周年を迎えた。

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