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大野に新ポイントカード 4商と伊勢丹 26日開始

経済

公開:2015年4月16日

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話し合いの中身を煮詰めるプロジェクトのメンバー=9日
話し合いの中身を煮詰めるプロジェクトのメンバー=9日

 相模大野地域の活性化をめざした新たな取り組みとして4月26日(日)、相模大野駅周辺商店会連合会と伊勢丹相模原店が協働して、新しいポイントカードを発行する。大型小売店と地域商店街が一体となって街全体のマーケティングを図り、集客につなげていきたい考えだ。

 相模大野銀座商店街・同北口商店会・同南新町商店街・女子大通り商工振興会の4商店街からなる同連合会では、積極的に販促活動を行っていくため、綿密な利用客のニーズ調査を模索していた。しかし、一体的な販促は資金面などの課題があり、これまで実施には至らなかった。一方で、百貨店単独での集客に限界を感じていた伊勢丹では、街全体の利用客を増やすことで自店舗への来店につなげるための戦略を探っていた。

 街ぐるみでマーケティングを図りたい両者の思惑が合致し昨年中頃からプロジェクトが進められ、今回のポイントシステム導入に至った。システムの開発は(株)サイモンズ(東京都)が担い、同連合会や周辺商業施設らで組織される「相模大野シティセールスチーム」内のポイントシステムプロジェクトが運営母体となる。

 同連合会内でシステムに加盟した店舗や伊勢丹相模原店で買い物時にカードを提示すると、基本的に100円で1ポイントが付与される(付与率は各店舗による)。貯まったポイントは、商店街で商品購入の支払いに利用できる(1ポイント1円相当)。伊勢丹でのポイント使用は不可。同連合会内の加盟店は4月13日現在で10店舗。また、ポイントは(株)サイモンズの加盟店舗などでも付与される。カードに入会金や会費、使用期限はなく、クレジット機能はつかない。

 今回のシステムで特徴的なのが、最長2年で失効する積算ポイントが地域に還元されるという点。通常、失効ポイントはカード運営会社に戻るが、このシステムではそれが地元活性化のために活用される。運営事務局では、相模大野地域に子育て世代が増加している背景を鑑(かんが)み、失効ポイントによる資金を、託児所整備への助成といった子育て支援などにあてたい考えだ。

 システムは26日に、加入者募集と同時に開始。問合せは【電話】042・747・3111運営事務局へ。

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