三協フォート 街の半世紀 見つめ続けて オダサガの変遷、写真で辿る
小田急相模原駅周辺の50年間の変遷を辿る写真展が4月28日(火)から30日(木)までの3日間、ラクアル・オダサガ4階で催される。同駅近くで写真撮影や販売を50年間手掛けてきた「三協フォートサービス」(藤原和雄社長/座間市相模が丘5の3の9)が、「地域の歴史を後世に伝えたい」と企画した。
「オダサガ」の愛称で親しまれる同地区。今でこそ高層マンションが並び商業店舗も多いエリアだが、1950年当時は空き地が散見される未開発エリアだったという。東海大学付属相模高等学校(相南)が1963年に開校し高校生の往来は増えたものの、「建築物はまだ少なく、家がぽつぽつと建っているだけだった」と藤原さんは振り返る。
写真の撮影をなりわいとしてきた藤原さんは、業務以外でも、街並みや祭り、住人たちの表情などをファインダー越しに見つめてきた。同社の創業50周年にあたり、写真を取り扱う会社として「これまでに記録した地域の歴史を後世に伝える義務がある」と思案。開業当時から現在までのオダサガをたどる写真展の企画に至った。
期間中は同社が撮影した写真約60点に加え、行政や地元商店街から提供されたものもパネル展示される。入口には今年3月に撮影したばかりだという航空写真を、引き伸ばして展示する。
東海大相模高の「あゆみ」も写真に
同展では、小田急相模原駅周辺エリアとは「切っても切れない」関係だという東海大相模高の半世紀をクローズアップする特設コーナーも設置。同校野球部を一躍全国区に押し上げた故・原貢さんと、読売ジャイアンツ監督の原辰徳さん親子の貴重なツーショットや、1970年に甲子園で初優勝した際のパレードの様子や優勝盾も並べられるという。
午前10時から午後6時、入場無料。問い合わせは同社【電話】042・742・8889へ。
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