学校法人北里研究所「北里大学東病院」(南区麻溝台)が新たな診療機能を備えて5月25日、リニューアルオープンを迎えた。当日は記念式典を執り行い関係者らは新たな門出を祝った。これで同法人の進めてきた100×50周年、新病院プロジェクトが終結となる。
同病院で行われた式典では菊池史郎同大学東病院長が「たくさんのスタッフ、関係者の皆様のおかげでこの日を迎えることができました。今日から新しい体制、新しい理念でスタートです」と挨拶。続いて海野信也相模原総括病院長が挨拶に立ち、「大学病院と一体となって地域に、社会に貢献できる病院にしていきましょう」と抱負を述べた後、テープカットが行われた=上写真。また前日には関係者向けの内覧会が開催された=下写真。
市と連携事業も
東病院にこのほど新たに備わったのは、回復期リハビリテーション病棟、在宅・緩和支援病棟、小児在宅支援病棟、健康科学センター(人間ドックなど)の4機能。特に小児在宅支援病棟は「在宅移行支援」を円滑に実施するため病院と市が連携していくほか、近隣の地域医療機関と連携を深めていきたい考えだという。
記念プロジェクト完結
同法人は、北里研究所の創立100周年、北里大学の50周年を迎える2010年〜17年を記念事業プロジェクト期間として様々な事業を展開している。この大きな柱となるのが、新大学病院プロジェクトだ。「成長する病院」をテーマに昨年5月、新大学病院(南区北里)がオープン。これを追う形で今回、東病院がリニューアルとなった。東病院は、急性期病院では成しえない医療分野となる、予防医療、回復期医療、慢性期医療、疾病管理などを担い、大学病院と相互補完的に機能してより地域の総合的な医療を展開していく。
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