２５０人が駆け付けた
日本時間７月６日午前８時から行われたＦＩＦＡ女子ワールドカップカナダ大会決勝「日本対アメリカ」。日本代表「なでしこジャパン」に南区在住の岩清水梓選手（28）が選出されていることから、相模原南市民ホールでパブリックビューイングが開催された。市民ら２５０人のほか、岩清水選手の弟・銀士朗さん（26）も駆けつけ、声援を送り続けた。
岩清水梓選手は小学校１年生の時に「相模原市大沼サッカースポーツ少年団」でサッカーを始めた。
その後は順調に年代別の日本女子代表に選出され、２００６年に「なでしこジャパン」でのデビューを果たす。以降、チームの中心として活躍し続け、10年のアジア競技大会、11年の女子ワールドカップドイツ大会でも金メダル獲得に大きく貢献。現在はなでしこリーグの日テレ・ベレーザに所属している。
途中交代にも拍手
カナダ大会でもディフェンスの要として活躍。決勝でもスターティングメンバーとして出場すると、会場を埋め尽くした市民らから大きな声援が飛んだ。
試合は序盤からアメリカが猛攻を仕掛け、前半16分までに４点を失う苦しい展開。攻勢に出たい日本は、前半33分に岩清水選手に代えて澤穂希選手を投入。ベンチに戻った岩清水選手が涙ぐむ姿がモニターに映し出されると、会場からは温かい「いーわしみず」コールと拍手が起こった。その後、日本も積極的に攻めたが２対５で敗れ、ワールドカップ連覇はならなかった。
試合後、小星敏行副市長から花束を手渡された銀士朗さんは来場者に謝辞を述べた後、「相模原市は梓にとって地元。見かけたら温かい言葉をかけてもらえれば嬉しいです。きっと地域に恩返しができたらと思っているはず」と話し、大きな拍手を浴びていた。
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