住民の高齢化が進み、災害時の迅速な対応が課題となっている相武台団地連合自治会(戸田宏会長)の防災訓練に9月13日、地元のボーイスカウト相模原第9団(織田沢弘幸団委員長)が初めて参加。住民らと共にさまざまな訓練を行った。
当日、団地内の中央公園に集まった住民は約500人。市消防署相武台分署の協力を得て、防災ベルの点検、初期消火、煙体験、AEDの使用法などを学んだ。
園児から中学生までが参加したボーイスカウトのメンバーは日頃の訓練の成果を活かして、炊飯を行うための「火起こし体験」や、避難生活時に役立つ「ロープ結び」とその利用法を紹介。団地の3階に住む女性からは「いざという時にロープを使って脱出できるか」など、具体的な質問が飛んでいた。
今回の合同訓練はボーイスカウト側からの呼びかけで実現したもの。織田沢団委員長は「住民の高齢化や孤立が進んでいるからこそ、より地域での自助・共助が必要になる。子ども達の経験と行動が地元社会の役に立ってくれれば」と話した。
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