相模原市戦没者遺族会(稲垣稔会長)は10月3日、相模原市慰霊塔(南区東大沼)敷地内に、戦後70周年記念事業として、植樹を行った。
当日は、植樹に先立ち市主催の第64回「戦没者合同慰霊祭納骨の儀」、同遺族会主催の第39回「みたま祭り」が厳かに執り行われ、加山俊夫市長や阿部善博市議会議長ら来賓や、同会の会員、戦没者の遺族ら113人が参列。納骨の儀を経て新たに3柱を合祀し2186柱となった慰霊塔に、黙とうや献花を行った。
式典後、市慰霊塔正面入口から入ってすぐ右側の植樹地に移動した参列者の前で稲垣会長が「私たち遺族は、平和のありがたさ、貴さ、そして戦争の悲惨さをけっして忘れることなくこれからも活動をしていかなければなりません」と挨拶。「戦後七十周年記念植樹」と彫られた記念碑を囲むように、15本ずつ「アセビ」と「クルメツツジ」が植えられ、そのうちの1本の根元に、会長はじめ加山市長ら8人が、4人ずつ土をかけ、それを参列者が見届けた。
市戦没者遺族会は、市内に住む、戦地で肉親を失った遺族で構成されている団体。今年で発足68周年を迎え、2014年度末の時点で会員数はおよそ1300人。記念植樹は、戦後50年記念の際にも行われている。
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