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相武台 「故郷の歌」が完成 地域住民らが1年半かけ

社会

公開:2015年10月8日

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歌詞カードを手にする平片委員長(左)と小林勉副委員長
歌詞カードを手にする平片委員長(左)と小林勉副委員長

 自分たちが暮らす街・相武台に愛着を持ってもらおうと、地域住民による「相武台みんなの歌制定委員会」が取り組んできた「故郷の歌」づくり。昨年2月の活動開始から1年半、このほど『笑顔の相武台』という歌が完成した。

 「相武台みんなの歌制定委員会」は、相武台公民館で館長を務めていた平片(ひらかた)勝美委員長(76)を中心に郷土愛を持つ15人で結成された民間団体。昨年2月に活動をはじめ、市が進める地域活性化事業としても認定を受けた。

 「相武台は文化的遺産や名所旧跡、川や山や神社などもない地域。それでも住んでいるからこそ感じる、地域の良さを伝える歌を作りたかった」と平片さんはきっかけを話す。

 押し付けるのでは意味がないと考え、歌詞は地元の緑台、相武台、もえぎ台の各小学校と、相武台中学校に協力を要請。自分たちが住む地域を象徴するフレーズやワードを考え、投稿してもらった。その言葉を使った歌詞づくりは地域情報誌を通じて公募。さらに南区役所が推進する「若い世代のまちづくりへの参画促進」事業に呼応した女子美術大学の3人の学生を制定委員会に加え、様々な年代でアイデアを出し合って少しずつ歌詞を作り上げていった。

 そうして昨年末、大筋の歌詞と『笑顔の相武台』というタイトルが決定。近隣の青陵高校吹奏楽部顧問の中西玲教諭(40)が作曲を担当し、今年6月、ついにオリジナル曲が完成した。

 完成した曲は10月18日(日)に緑台小学校で開催される「相武台ふるさとまつり」で披露される予定。ヒップホップダンスや盆踊りに合う編曲、マンドリン伴奏によるカラオケDVD製作なども進んでいる。

 「地域の人を巻き込んで、明るく元気な曲を作ることができて良かった。多くの人に口ずさんでもらいたい」と話す平片委員長。『笑顔の相武台』のCDは、相武台公民館で貸し出すことも検討している。

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