日本女子サッカー「2016プレナスなでしこリーグ」が開幕する。南区新戸を本拠としリーグ2部に所属するノジマステラ神奈川相模原(ノジマ)は3月26日(土)、相模原ギオンスタジアム(下溝)でニッパツ横浜FCシーガルズ(ニッパツ/横浜市)を迎え撃つ。
昨季、1部昇格をかけた入替戦で惜敗したノジマ。今季は新たに6選手を補強してチーム力を底上げし「優勝して自動昇格」をねらう。
2月末からスペインで行われた「ラ・マンガ U-23女子国際大会」日本代表に田中陽子・吉見夏稀・高木ひかりの3選手が選出されるなど展望は明るい。
今季は10月16日の最終戦まで10チームによる2回戦総当たりで全18節を戦う。1位は自動昇格、2位は1部9位との入替戦にまわる。昨季より9試合少ない短期決戦。序盤のスタートダッシュが一つのポイントとなりそうだ。
開幕戦は昨年末に下部のチャレンジリーグから昇格を果たしたニッパツと。午後1時からギオンスタジアムで。入場料1千円。中学生以下は無料。問はノジマ運営事務局【電話】046・298・3881へ。
昇格「実らせるシーズン」
『志実(しじつ)2016〜瞬間(とき)は今』。2月の新体制発表会見で菅野(かんの)将晃監督(55)=写真前列中央=が発表した今季のスローガンには、2012年のチーム発足以来目指してきた1部参入の志を、「秋に実らせる」という強い思いが込められている。
本紙の取材に対し菅野監督は、「なでしこ2部(13、14年はチャレンジリーグ)参入から3季戦い4、3、2位の成績。今年はもちろん1位になる。昨季昇格できなかった悔しい経験を糧に、多くのサポーターとともに優勝を目指す」と抱負を語る。
また、今季も「美しく流れるようなサッカー」を目指す方針を継続。GKから始まり、全員のパスワークから多くの選手が得点を決める攻撃を展開し、前線からの厳しいチェックや身体を張った自陣での守りで、「観に来てくれたすべての人に感動を与えられる試合をする」と述べた。
今季もキャプテンマークを付ける尾山沙希選手(26)=9番=はチームの状況について 「ピッチの上では意見を言い合いぶつかることもある。でもピッチの外では仲良く楽しくわいわい過ごしている。みんなステラが大好きで、このチーム・このメンバーで昇格したい!という思いでプレーしている」と答え、「新入団選手含め、全員で走り切るステラのサッカーを見せられるよう頑張るので、応援よろしくお願いします。一緒に戦いましょう」と開幕戦への意気込みを語った。
今季はカップ戦も
今季は、6月から9月にかけて1部・2部ともリーグ戦が一時中断され、リーグカップ戦が行われる。2部は10チームが東西2組に分かれ、2回戦総当たりで予選リーグを行う。各組上位2チームで準決勝、決勝を行い、優勝を決める。
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