日本女子サッカー「プレナスなでしこリーグ」が3月26日に開幕した。2部のノジマステラ神奈川相模原(ノジマ/南区新戸)は、本拠地の相模原ギオンスタジアムでニッパツ横浜FCシーガルズ(ニッパツ/横浜市)と対戦。3対0で勝利した。県勢同士の対決となった「神奈川ダービー」には1228人の観客が会場を訪れた。
前半、ノジマは相手の積極的な寄せにペースを乱され、ひやりとする場面も。しかし0対0で折り返した後半3分、相手GKがはじいたボールを川島はるな選手が左足で待望の先制弾。14分と22分にも南野亜里沙選手が得点し、勝ち点3を手にした。ノジマの尾山沙希主将は「前半は相手のプレスに対応できなかった。『焦らず力を出そう』と話し合い、後半はいい感じで3点目まで取れてよかった」と試合を振り返った。
菅野将晃監督は「苦しみながら0点に抑え後半に入れた。こういう試合を勝ち切れたのはよかった。18試合楽に勝てるとは思っていない」と話した。また「神奈川の女子サッカーを支えてきたのはシーガルズと大和シルフィード」としたうえで、県内初の1部参入に向けノジマが先頭に立ってきたという思いも漏らし、「こうしてダービーができることは感慨深い」と述べた。