南区内で自転車盗難が相次いでいることを受け、相模女子大学グリーンホールで5月20日、初めてとなる「防犯のつどい〜自転車盗難総合対策〜」が開かれた。主催は相模原南警察署、相模原市南区役所、相模原南防犯協会。
式には相模原南地区連合会や警親会相模原南支部、相模女子大学など12団体から150人が参加した。参加者を前にあいさつに立った相模原南署の中崎敦署長は、同署管内で今年1月から4月に発生した刑法犯認知件数が前年同時期と比べて150件増の671件と説明。さらに自転車盗が約4割の277件にのぼっているとした上で、「被害を食い止めるには皆さんのネットワークが必要。二重にカギをかける『ツーロック』の重要性を周知してほしい」と呼びかけた。
その言葉を受け、相模原南地区警察官友の会(小林恒夫会長)、相模原南暴力団排除対策推進協議会(有山晴夫会長)、相模原南遊技場組合(志村恭万会長)からチェーンロック5千個が南警察署に寄贈された。
その後は参加者全員でコリドー通りを相模大野駅までパレード=写真。神奈川県警のマスコットキャラクター「ピーガルくん」「リリポちゃん」も駆けつけ、通行者にチェーンロックを配布しながら、自転車盗難撲滅を訴えた。