夏休み中の小学生に、交通事故防止の意識を高めてもらおうと7月28日、NPO法人ミハタ(南区相武台)と神奈川中央交通(株)相模原営業所、相模原南警察署が協力して、交通安全教室を実施した。
当日は、同法人が運営する学童保育に通う児童78人が、南区下溝の同社相模原営業所(麻溝車庫)に集合。バス運転席からの死角体験、自転車安全運転の講習、パトカー・自転車シミュレーターの乗車体験などを、3つのグループに分かれて入れ替わりで行った。
バスの死角体験では、運転席から目視が難しい場所に、身長約120cmの児童に見立てた人形を配置。運転席に座った児童は、大型車両の周辺では死角が生じることを確認した。
また自転車講習では、バランスを取りながら一本橋を渡ったり、南署員から一時停止時に左右の確認をするなど乗車マナーを教わったりした。
同法人の三畑武一会長は「中には自転車に乗れない子もいたが、良い練習の機会になったのでは」と話した。小学4年生の射場(いば)めぐさんは、「一本橋やパトカー乗車など、普段できない経験ができて楽しかった」と感想を述べた。