ウェルネスがオレンジに染まる1週間―。児童虐待防止啓発月間となる11月、市内各所で学生や団体が啓発活動に務めている。ウェルネスさがみはらも今月1日からの1週間、シンボルカラーとされるオレンジ色にライトアップされた。
厚生労働省による「児童虐待防止推進月間」の標語が全国公募でこのほど決定し、和泉短期大学(中央区青葉)に通う山口涼香さんの作品『さしのべて あなたのその手 いちはやく』が最優秀作品に選ばれた。この取り組みは、国民一人ひとりに児童虐待問題について理解を深めてもらい、主体的なかかわりが持てるよう意識啓発に繋げることを目的に行われている。
「存在知って」
「オレンジリボンのことを広く知ってもらおう」。今月3日、4日に相模女子大学で開催された相生祭の中で、同大人間社会学部の「狩野ゼミ」の3年生の学生が中心となって来場者とともにオレンジリボン作りを行った。同ゼミ初の試み。「前日に100個くらいは用意した」という学生たち。教室に立ち寄った地域の人らにリボンを配っていた。
また同ゼミでは相生祭両日、不要になった本を回収する「古本募金」も呼びかけた。これは緑区の市営上九沢団地住民が有志で運営しているこどもの居場所プロジェクト「くすのき広場」の活動資金を少しでも捻出しようとしたもの。2日間で段ボール約2箱分が集まったという。「普段から子どもたちと関係を結べているということが大切。これをきっかけに、様々な取組みを共に進めていきたい」と狩野春子准教授。同ゼミでは12月19日、同広場でクリスマス会を企画。学生は今後、子どもたちと内容を進めていく予定だという。
橋本駅前でも啓発
和泉短期大学の学生と市職員らは9日、橋本駅前で子どもへの虐待防止を訴える「オレンジリボン運動」を実施。道行く人々に児童虐待防止を啓発すべく、オレンジリボンやメッセージカードなどを配布した。
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