神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

衆院選区割り見直し「行政区分割」は解消せず 一部編入で16区拡大へ

政治

公開:2017年4月27日

  • X
  • LINE
  • hatena

 衆議院小選挙区の区割りについて、このほど新たに示された改定案では、市内に関しては現行14区である南区の一部を16区に編入する内容が記された。これまで疑問視されていた行政区内で選挙区が異なる「行政区分割化問題」については解消されない方向だ。

一票の格差是正へ

 一票の格差是正に向け、衆議院議員選挙区画定審議会(区割り審)が首相に勧告した今回の改定案。その中では、現行14区の一部である南区相南1丁目〜3丁目の一部と4丁目、同区松が枝町を16区に編入することが明記された。加えて、現行13区の座間市から相模が丘地域を16区に編入。それらを合わせて新16区とし、選挙区人口日本一の選挙区が誕生することとなる。

 これまで人口最少選挙区との格差が2倍を超え、是正の対象となっていた14区は、この移行により2020年の見込み人口が55万5696人(格差2・002倍)から54万8758人(同1・977倍)となり、一票の格差は2倍以下に縮小される。改定案が、今後関連法の審議とともに国会で協議、承認されれば区割り再編となる。

 一方で、今回の区割り再編に対しては疑問の見方もある。県は昨年末に区割り審から求められた意見照会に対し、各首長からの意見を集約し、変更案を提出。相模原市における変更案では、現行16区の南区の一部を14区に編入、現行14区の緑区の一部を16区に編入し、「中央・南は14区」「緑は16区」と区ごとに異なっていた行政区分割の解消案を示したが、今回の改定案では採用されない形となった。新たな区割り案ではこれまでの行政区分割に加え、同じ相南でも14区と16区に選挙区が割れるなどの矛盾を含む。
 

さがみはら南区版のトップニュース最新6

市内全区で上昇率拡大

地価公示

市内全区で上昇率拡大

リニアと駅近で住宅需要増

4月18日

介護者居場所に自宅開放

相模台モンステラ

介護者居場所に自宅開放

県から表彰

4月18日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

命名権の制限数を廃止

相模原市

命名権の制限数を廃止

財源確保へ1社多数も

4月11日

不便地域で乗合実験

県タクシー協相模原地区会

不便地域で乗合実験

市と協定、5月から

4月4日

登録数1,000件突破

さがみはらSDGsパートナー

登録数1,000件突破

企業や団体同士の連携も

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook