2020年の東京オリンピック・パラリンピックにおいて、ブラジル代表の事前キャンプ地に決定した相模原市は、25日に都内のホテルで同国オリンピック委員会(BOC)と施設利用に関する覚書を交わした。 覚書締結式には、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恆和会長、ブラジルオリンピック委員会のカルロス・ヌズマン会長、相模原市からは加山俊夫市長が出席。ヌズマン会長はキャンプ地の選定理由について「各競技団体のテクニカルディレクターが、候補地の施設、機材、そして安心感などを条件に、視察を重ねて決定した」と述べた。
併せてキャンプを行う競技も発表され、相模原市はバドミントン、カヌースプリント、フェンシング、女子サッカー、競泳、シンクロナイズドスイミング、飛び込み、女子バレーボールの8競技となった。施設はさがみはらグリーンプール、相模原麻溝公園競技場、市立総合体育館などを使用する予定。事前キャンプに係る費用負担、使用施設や実施期間などは今後も協議を続け、2018年6月までに決定、最終協定書を結ぶ。 加山市長は覚書締結後、「職員らのおもてなしの気持ちが伝わり、大変うれしく思う。ブラジル選手団が東京オリンピックで活躍できるよう、全力でサポートしたい」と話した。また、飛び込み台など施設の一部改修はあるとしながらも、宿泊場所も含め、新たな施設を増やす予定はないことも明らかにした。
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