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さがみはら南区版 公開:2017年10月12日 エリアトップへ

「臨機ラリー」で命繋ぐ 南消防署で市民ら3人表彰

社会

公開:2017年10月12日

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表彰された(前列左から)佐藤さん、山崎さん、吉川さん。後列左は秋山南消防署長
表彰された(前列左から)佐藤さん、山崎さん、吉川さん。後列左は秋山南消防署長

 市立総合体育館で5月、卓球中に卒倒した傷病者に対し救命処置行為を行った一般人3人に対して市消防局は10月5日、南消防署で感謝状の贈呈式を行った。

 5月20日の午前11時20分頃、市立総合体育館で卓球を楽しんでいたところ、「ドーンと大きな音がした」と語るのは佐藤和子さん(相模原市)。音の方向に目を向けると、仰向けに倒れている50代の男性がいた。佐藤さんはいち早く駆け寄り脈のない事を確認すると、心臓マッサージをはじめた。傷病者と知り合いで同じく卓球をしていた山崎徹さん(相模原市)は、救命処置を行う佐藤さんに代わって応対した。2年前に救命処置の講習を受けていたという山崎さんは「実際に心臓マッサージを人に対して行ったのは初めてで。どんなリズムだったかと思い出しながら必死にやった」と振り返る。別室にいた市立総合体育館職員・吉川秋生さん(座間市)は「倒れた人がいる」と聞くや否や救急車の要請を伝言。救命行為をする2人のもとへ駆けつけ、すでに運ばれてあったAEDを使用し、処置にあたった。

 傷病者が倒れてから救急車が到着するまでの間、救命処置を続けた3人。消防職員に引き継がれ、傷病者は一命をとりとめた。9月には卓球を再開できるまで回復しており、3人は「社会復帰されているようで大変嬉しい」と笑顔を見せた。

 この日感謝状を贈った秋山真男南消防署長は、「一生に一度あるかないかの事。生活している中で臨機に行動ができた皆さんは大変素晴らしい。改めて感謝申し上げます」と述べた。
 

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