「日本管楽合奏コンテスト全国大会」が10月28、29日、11月3〜5日の5日間、文京シビックホール(東京都文京区)で行われ、区内から相陽中、大野南中、相模原中等教育の3校が出場。全国の舞台で生徒らは練習の成果を発揮し、相陽中は最優秀賞を手にした。
今年23回を迎える「日本管楽合奏コンテスト」は中学、高校部門は編成人数により2ブロックに分かれており、大野南中と相模原中等教育は35人以下の編成で、相陽中は36人以上の編成部門でテープ審査を通過し全国出場の切符を手にした。
10月28日に登場した相陽中は、今大会が初出場。9月に行われた東関東大会で6位となり全国出場を逃し、その悔しさをバネに挑んだ。部員71人のほとんどが吹奏楽未経験で、楽器を一から学び全国レベルの力をつけてきた。「演奏で特に気を付けていることは”音楽表現”。全員で曲のイメージを統一して練習に励んでいます」と部長の林百伽(ももか)さん(3年)。大会では、グランプリの次にあたる最優秀賞を手にした。
翌週11月4日に出場した大野南中は、一昨年に同大会で最優秀賞を受賞している強豪校。『南中サウンドを響かせよう』を合言葉に、互いに聞き合って良い音をと練習に打ち込んだ。選曲したのは平和学習で学んだ第五福竜丸をテーマにした「ラッキードラゴン」。部長の山田明穂さん(2年)は、「来年定年を迎える顧問の細矢先生のためにも、良い演奏を」と大会に臨み優秀賞を手にした。
「次に繋がる演奏できた」相模原中等も初出場
11月5日に出場した相模原中等教育学校は、中学1年〜5年生(高校2年生)まで65人が在籍しており、歳の離れた先輩、後輩が教え合って日々練習に励む。33人編成での全国出場は今回が初めてで、8月に行われたコンクールで銅賞と悔しい思いを晴らしたいと挑み見事予選を通過した。「クライマックスが盛り上がるように気持ちを込めた」と部長の黒澤鈴花さん。結果は優秀賞で、顧問の加藤穂高教諭は「前向きな講評も頂き次に繋がる演奏ができた。会場では全国レベルの演奏が聞け生徒は刺激になったはず」と振り返った。
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