相模原市のシンボルツリーとも言える桜の樹を守るため、永続的な支援をしようと南区古淵の(有)ヤギ・リカーズが昨年に開発、販売を行った焼酎「サクラサク サガミハラ」が、今年もサクラにちなみ3月9日(金)から発売される。
この焼酎は1本購入するごとに100円が、市内にある桜の点検や補植などの維持管理費として、相模原市に寄付されるもの。昨年は当初120本を生産したが、好評だったため44本を増産。最終的に164本が完売した。その結果を受け、同社の八木健芳専務取締役が市財務課を通じて桜の維持管理費用として16400円の寄付を行っている。
一杯で桜をいっぱいに
今年も2種類の焼酎を販売。さくら色ラベル=写真左=が芋焼酎、あお色ラベル=写真右=が麦焼酎、どちらも720ミリリットルで1650円(税抜)となっている。製造は昨年に続き、震災で経済的に被害を受けた熊本県の(株)堤酒造に依頼した。
八木専務は「市内の桜の25%以上が腐朽や倒木の問題を抱えているが、予算の問題で整備が進んでいない状況。永続的な支援のために、焼酎を販売し今後も売り上げを寄付していきたい」と話している。
購入は同店のホームページから可能。「一杯の焼酎がいっぱいの桜につながるかもしれない。桜を通じて、郷土への愛情も持ってもらえたら」と八木専務。問合せは同店【電話】042・756・5230へ。