相模原南警察署長に着任した 片山 真さん 相模大野在住 55歳
情報発信が治安の要
○…秦野警察署で1年間の署長勤務を経て、3月19日付で相模原南警察署長に着任した。座右の銘は「融和団結」。「警察はチームワークが大事。どんな凶悪な犯罪者にも一丸となって立ち向かえっていく。市民の命、財産を守るため、徹底的にやっていきたい」と語気を強める。
○…地元は小田原。会社員の父と専業主婦の母という一般的な家庭に育つも、大学卒業後には「これしかない」と警察官の道に進んだ。大和警察署から歩み始めた自身の半生を振り返って「感謝されることも多いが、それ以上に辛辣な言葉をかけられることも多い仕事。心に一本ゆるぎない芯がないとね」と話す。事件捜査以外にも横浜APECでの警備や、箱根山小規模噴火の初動対応にも携わり、有事の際の対応力に磨きをかけてきた。
○…家族を地元に残しての単身赴任だが、寂しさを感じる暇はないという。学生時代から一番の趣味だというテニスも、最近はご無沙汰だとか。今回久しぶりに訪れた相模大野は「スタイリッシュで綺麗な街になっていてびっくりした。余裕ができたらじっくり散策したい」と話した。
○…「ホームページでは普段は見えない署員の頑張りなども伝えていくので、少しでも警察を身近に感じてほしい」と、情報発信にも意欲的だ。秦野警察署時代には県内の警察署で初の公式ツイッターを開設し、フォロワーは1年間で700人を超えた。特殊詐欺の電話など「今、気をつけてほしいこと」を発信することが重要と考え、5月には南警察署でも開設予定だという。「若者が見て、高齢者に危険を知らせてくれれば。不審者情報も発信していく。市民の皆さんも地元の人しかわからない異変を感じたら、勇気をもって通報してほしい」と呼びかけた。
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