南保健福祉センター(相模大野)の1階、階段下に「子どものいばしょ情報」と記された大きなボードが設置されている。これは同センター内の社会福祉協議会南区事務所が作成したもの。個人、団体などが食事支援(子ども食堂)や学習支援(無料塾)を行う「子どもの居場所」が、一枚の白地図にまとめられている。
昨年12月に完成し、1月から掲示されたこの「居場所マップ」。支援を行っている団体から上がった「催しのPRができない」「必要としている子どもに情報を届けるのが難しい」という声に応える形で、南区事務所の榎並亜由美さんが中心となり企画された。区内7地区に配置されているCSW(コミュニティソーシャルワーカー)からの情報をもとに、実際に活動が確認できた団体の情報を紹介している。
相互に役立つ情報も
マップには場所はもちろん、次回の開催日程、料金など、最新の情報を提示。さらに「人手」「食材」「文房具」など、主催団体が必要としているものも記されている。榎並さんによれば「この地図を見て『食材や文房具を団体に寄付をしたい』という声も増えてきている」。また地図の前に足を止めて、情報をメモしていく親子の姿もあるそうだ。「必要な人に情報が届いているかは分からないが、本当に助かる人が1人でもいれば意義はある」と榎並さん。現在は社会福祉協議会南区事務所でも食材の提供を受け付けている。問合せは同事務所【電話】042・765・7065へ。
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