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桜台美術館 節目の100回 一般公開は12月16日

教育

掲載号:2018年12月6日号

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節目となる木版画展のポスター
節目となる木版画展のポスター

 2006年に相模原市立桜台小学校の空き教室を活用して設立された「桜台美術館」。オープン以来これまで、年間6回から11回の展示会を開催しており、12月16日(日)の一般公開が節目の通算100回となる。

 同美術館は当時の学校長が発起人となり、学校職員、地域住民、近隣大学の学生らが運営委員会として参加し、スタートした。当初は子ども達の作品を展示し、お互いに鑑賞する形だったが、相模台在住の漫画家・市村章氏の協力もあり、同氏の作品を地域の人に観てもらうよう展示したのが1回目の一般公開となった。市村氏と美術館の交流は、氏が亡くなる2015年まで続き、没後も個展を開催するなど、美術館の歴史に大きな足跡を残している。

 一般公開後は、地域で活躍する芸術家らの参加も相次ぎ、絵画はもちろん、押し花、写真、竹細工など様々な分野の展示が行われた。地域内にとどまらず、教員や保護者の繋がりで著名な人の作品を展示することもあった。過去3度の展示を行っている女優の左時枝さんは、桜台美術館の運営委員長を務める竹内祥子さんの幼馴染で、「地域の美術館」の枠を超えた活動となっている。さらには児童と作者が直接ふれあうギャラリートークやワークショップの開催、大学生とのコラボレーションなど、児童の感性を育む取組も進めてきた。

第一人者の作品72点

 節目の展示は、元日本版画協会会長の伊藤卓美氏による木版画展「宮沢賢治との出会い」。伊藤氏は宮沢賢治や民俗芸能などをテーマにした作品で知られ、小田急百貨店などでも個展を開催している。早稲田大学やNHKの木版画教室で講師を務めるなど、日本版画界の第一人者。今回は72点の作品が展示される。

 一般公開は12月16日(日)、午前10時から午後3時。伊藤氏手づくりのカルタを、歌と伴奏に合わせて取り合う「かるた会」も午前11時からと午後1時からの2回企画されている。伊藤氏も当日は在廊予定。「子どもたちが私の作品にふれて、宮沢賢治を読んでみたいと思ってくれたら嬉しい。一般の人にも足を運んでいただき、反応を楽しみにしたい」と話している。

 竹内運営委員長は「美術館には駐車場がないため、公共交通機関をご利用ください。場所や行き方については、桜台小学校のホームページを参照いただければ」と話している。

伊藤氏の手づくりカルタ
伊藤氏の手づくりカルタ

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