大規模地震の発生により、相模原南警察署の庁舎が使用不能になったことを想定した「代替施設災害警備本部設置訓練」が昨年12月26日、相模女子大学構内で初めて実施された。
この訓練は、災害応急対策として南警察署と相模女子大学が結んでいる「大規模災害等発生に伴う施設使用に関する協定」に基づいたもの。老朽化している南署庁舎が災害時に使用できなくなった際、同大学内の教室を災害警備本部等に活用できるという。
当日はパトカー、白バイ、護送車などとともに、片山真署長以下約30人の署員が訓練に参加。大学内の教室の机を並べ替え、臨時の本部を設置した。その後は無線などを活用し、市危機管理課などと連絡を取り合い管内の被害情報や避難所設置情報などを収集。片山署長に報告後、ホワイトボードや白地図に状況を落とし込み、全員で情報を共有する訓練を行った。
協定は2012年2月に結んでおり、これまでも対応についての協議などを行ってきたが、実際の訓練は今回が初めて。訓練を終えた片山署長は「2018年は非常に災害の多い年だった。特に地震はいつ来るか分からない。どのような状況にも対応できるよう平素からの備えを大事にし、このような訓練を重ねていきたい」と話していた。
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