神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

最果ての地に、「想い」届け 相模女子大中・高で「南極授業」

教育

公開:2019年2月7日

  • X
  • LINE
  • hatena

 第60次南極地域観測隊の夏隊に、同行者として参加している相模女子大学中学部・高等部の美術教諭・新井啓太さん(34)が1月29日、南極と同校を衛星回線で結び、「最果ての地」から授業を行った。

 昨年11月に日本を離れ、12月に昭和基地に到着した新井教諭。現地から教員派遣プログラムの一環である「南極授業」を実施するにあたり、「南極から一方的に情報を送るのではなく、日本から応援の気持ちを届けてほしい」、そのような想いを持っていたという。

 そこで南極観測隊員にエールを送るため、音楽や美術、書道などを合体させたライブパフォーマンスを生徒主体で行うことを企画。校内で有志を募ったところ、総勢176人が手を挙げた。そこから各パートに分かれて、時には遅くまで学校に残り、準備を進めてきた。

 迎えた授業当日。昭和基地と中継が繋がり、画面に新井教諭が映ると、会場に集まった約150人の生徒からは大きな歓声が上がった。新井教諭は南極の様子や日々の行動内容などを観測隊のメンバーとともに報告。その後、音楽チームの歌と演奏に乗せて4枚の大きなパネルに絵を描き、「世界の最果てを未来の中心に」などの言葉をしたためるパフォーマンスが披露された。

 南極からその様子を見守った新井教諭は感無量の様子。「本当に感動した」と言葉を詰まらせながら、「世界は広く、知らないことがたくさんある。皆も広い視野を持って将来を考えてほしい」とメッセージを送った。

 パフォーマンス総合リーダーを務めた太田遥絵さん(高2)は「南極と繋がるなんて驚きしかない。準備は大変だったけど、みんながひとつにまとまった瞬間はドキドキした」と話した。新井教諭は3月下旬に帰国する予定だという。

さがみはら南区版のトップニュース最新6

4日、5日に大凧まつり

4日、5日に大凧まつり

本番向け、準備着々

4月25日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月25日

市内全区で上昇率拡大

地価公示

市内全区で上昇率拡大

リニアと駅近で住宅需要増

4月18日

介護者居場所に自宅開放

相模台モンステラ

介護者居場所に自宅開放

県から表彰

4月18日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

命名権の制限数を廃止

相模原市

命名権の制限数を廃止

財源確保へ1社多数も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook