脳性マヒで寝たきりになりながら、介助者の力を借りて東京のアパートで自立生活を続けている遠藤滋さんを、友人で映画監督の伊勢真一さんが追ったドキュメンタリー映画『えんとこ』(1999年)。その続編として今年完成した映画『えんとこの歌』の上映会が、7月27日(土)に相模女子大学マーガレットホールで行われる。上映実行委員会、相模女子大学人間社会学部心理学科狩野ゼミの共催。両者共催による伊勢監督作品の上映会は昨年に続き2回目。
今回上映される『えんとこの歌』は、2017年に緑区の「やまゆり園」で起きた障がい者殺傷事件後に、伊勢監督が新たに遠藤さんを訪ねて撮影した作品。障がいが進み、話すことも食べることも困難になりながら、心の叫びを短歌に託す日々を送る遠藤さんと、介助する若者の心の交流がおさめられている。
上映に先立ち、狩野ゼミの学生と上映実行委員会のメンバーらは、上映の意義について勉強会を開催。社会的排除と自己責任論が声高に叫ばれる今、現代社会を生きる一人ひとりが問題意識を持ち、「共に生きる」社会の実現を目指すことなどを話し合ってきた。
当日は2回上映。1回目は午前10時、2回目は午後1時。その後、伊勢監督と狩野准教授のトークも予定。当日券1800円、前売り券1300円、障がい者・65歳以上・学生1000円(中学生以下無料)。チケットの申込み・問合せは実行委員会【携帯電話】090・1557・3838児玉さんへ。
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