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相模原市国際交流協会 40年の歴史に幕 4月にお別れパーティー

文化

掲載号:2020年1月23日号

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昨年末に開かれた民際パーティーの様子=SIA提供
昨年末に開かれた民際パーティーの様子=SIA提供

 1980年に発足し、市内を中心に活動を続けてきた相模原市国際交流協会(SIA)が今年4月、40年の歴史に幕を閉じる。最後の総会となる4月29日には閉幕パーティーが行われる予定だ。

 約40年前の相模原市は米軍基地の駐屯兵やその家族、職業訓練大学校の留学生などで外国人居住者が増加していたが、外国人を支援する公的な機関は存在しなかった。そこで当時の舘盛静光市長は地域の国際化と外国人の受け入れ体制を市として整えるため、市内在住でアジア研究家の大野力さんに協力を要請。大野さんは仲間とともに国際的な知識が豊富な人たちに声を掛け、SIAを発足した。初代会長を舘盛市長、理事長を大野さんが務め、500人の会員でスタートした。

 SIAは主に留学生支援、日本語教室、短期外国人留学生のホームステイ受け入れ、市民対象の学習会、市内在住外国人のための民際パーティーなどを実施。中でも留学生への国際奨学金贈呈は昨年までに62回行われ、累計約500人の留学生が奨学金を受けた。資金は年会費や寄付、バザーなどで賄った。

 しかし、この40年の間に市の環境は大きく変化。1996年には「さがみはら国際交流ラウンジ」が誕生、3年前から市の奨学金制度も制定され、日本語を教える塾や教室も増えた。市の体制が充実してきたのとは対照に、SIAは会員数が100人ほどに減少。会員の高齢化も著しく、活動継続が困難な状況になった。

 発足当時のメンバーで2年前から理事長を務める田所晋さんは「私が幕を引いていいのか」と悩みつつも「体力と情熱が限界にきた。多少、力があるうちに幕を下ろそう」と決意。昨年4月の総会で議題に諮ったところ、反対する会員がいなかったことから、活動に区切りをつけることを決めた。これに伴い、会が実施していた活動の一つである日本語教室の引き継ぎ先を探す一方で、活動継続を願うメンバーらで集まり「活動費も会費もゼロ」の会の新設を模索する動きも出ている。

 4月29日の閉幕パーティーは会員だけで盛大に行う予定だという。

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