【1】ステーションスクエアのクリスマスツリー【2】女子美大生によるイメージスケッチ【3】藤野中学校で使われていたグランドピアノ
南区の区制施行10周年記念事業として、15日から相模大野駅にグランドピアノが設置されている。相模大野ステーションスクエアを彩る高さ12メートルのクリスマスツリーと一体化したアート作品となっており、実際に演奏することも可能だ。
「相模大野ステーションピアノ」と題された今回の企画は、南区と（株）小田急ＳＣデベロップメント（東京都新宿区）が共同で行う事業。さらに、ピアノの周りの装飾は女子美術大学（麻溝台）の生徒が「いたずら小人のクリスマス演奏会」をテーマに可愛らしく手掛けた。（公財）相模原市まち・みどり公社も協力し、同公社が育てたシロタエギクが雪化粧のように全体を彩る。
相模原市の南の玄関口である相模大野駅のイメージアップを図るとともに、医療従事者など新型コロナウイルス感染症と戦うすべての人々に対する感謝の想いと、一日も早い感染収束の願いを込めて企画された今回の事業。希望する人に演奏してもらうことが可能となっている。
使用されるピアノは、緑区藤野にある藤野中学校で長い間活躍してきたグランドピアノ。その後、使われなくなり廃校となった小渕小学校（緑区）に保管されていたものを今回、新たに整備して使用する。
設置期間は12月25日（金）まで。正午から午後６時まで演奏が可能で、その間は市職員が常駐する。演奏希望者には当日会場で整理券を配布。マスクの着用や手指の消毒、検温、演奏者登録カードへの記入などが必要となる。演奏時間は１人10分。南区役所地域振興課では「感染症対策を徹底しながらですが、多くの人に医療従事者への想いを込めた音色を奏でてほしい」と話している。問合せは同課【電話】０４２・７４９・２１３５へ。
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