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東海大相模 2年連続 「春の選抜」へ 門馬監督 「『嬉しい』しかない」

スポーツ

公開:2021年2月4日

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飛び上がって選抜出場の喜びを爆発させる東海大相模ナイン=1月29日 東海大相模高校グラウンド
飛び上がって選抜出場の喜びを爆発させる東海大相模ナイン=1月29日 東海大相模高校グラウンド

 第93回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が、1月29日にオンラインで開催され、区内相南の東海大相模高校(土井崇司校長)が関東地区代表として選出された。同高の春の選抜大会出場は2年連続12回目。門馬敬治監督は「いろいろな思いがある。今回の選出は本当にものすごく嬉しい」と話している。

 東海大相模は、昨年の秋季神奈川県大会で優勝。2019年春から県内公式戦負けなしで関東大会に駒を進めた。

 初戦は石橋(栃木)と対戦し、7─0とコールド勝ち。続く準々決勝はベスト4をかけた東海大甲府(山梨)との「タテジマ対決」。プロ注目の左腕・石田隼都投手が好投し、1点をリードして迎えた9回。四球などもあり1アウト1、2塁のピンチを招くと、痛打を浴びてサヨナラ負けを喫した。

 春の選抜大会に出場できる関東・東京枠は6。例年、東京大会優勝校と関東大会ベスト4以上が選ばれており、ベスト8の東海大相模は残り1枠を日大三(東京都大会準優勝)と争うと見られていた。

 そして迎えた29日当日。土井校長から選出の知らせを受けた門馬監督は「秋に負けて、選ばれるかどうか色々な思いがあった。連絡が来るまでの時間が、本当に長く感じた。その分、嬉しさがすごくある。というより、今日は『嬉しい』しか出てこない」とほっとした表情で語った。

 緊急事態宣言の発令を受けて以降、さまざまな制限もある。日々の練習は約2時間半。通いの部員は登校日のみしか練習に参加できず、練習の多くは寮生30人のみで行っている。対外試合も当然行えない。それでも練習に参加できない部員とは毎日必ずLINEでやり取りし、個々の能力向上に努めているという。

 昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で、選抜大会と夏の全国選手権大会は中止となった。「こんな状況だからこそ、『できない』『しょうがない』という言葉を使わないようにしようと全員で決めた。ここからが本当の戦い。選んでいただいたことに感謝し、選手スタッフ一丸となって最高の舞台に向けて準備していきたい」と門馬監督は話している。

 組み合わせ抽選会は2月23日(火)にオンラインで開催。選抜大会は3月19日(金)に、兵庫県の阪神甲子園球場で開幕する。
 

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