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相模原市 広がる「SDGs」の輪 パートナーは279者に

社会

掲載号:2021年6月10日号

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市SDGs推進室の職員=市役所本庁舎
市SDGs推進室の職員=市役所本庁舎

 相模原市内でSDGs(持続可能な開発目標)の普及啓発が進んでいる。市と連携して推進に取り組む「SDGsパートナー」には現在279の企業や団体が登録。市は教育現場でもオリジナルのカードゲームを使った授業などを行い、小学生への認知度向上にも手応えを感じている。市は今後、パートナー同士の連携にも支援を強化していく。

 世界が直面するあらゆる問題を2030年までに解決するために、国連で定められた国際目標「SDGs」。市は、その実現へ向けた潜在能力の高さが認められ、昨年7月に内閣府から「SDGs未来都市」に選定されている。

制度創設で促進

 市は昨年8月、市と協力してSDGsの普及促進に取り組む企業・団体などを登録する「さがみはらSDGsパートナー制度」を開始。5月末時点で市内外の279者が名を連ねており、現在は4期の登録を募集中だ。そのパートナーである相模原青年会議所・津久井青年会議所と共催で、市内のSDGsを推進する企業・団体を表彰する「SDGsアワード」を今年夏頃から実施する計画も進めている。

 6月4日からは、パートナーである大手清涼飲料水メーカーと「フードロス対策自動販売機」の実証実験を開始。賞味期限が近い飲料を安価で販売し、フードロス問題やSDGsに関する意識啓発につなげるなど、パートナー企業との連携の強化も積極的に図っている。

 今後、市はパートナー同士のネットワークづくりの支援にも力を入れていく予定。市農業協同組合(JA相模原市)が受け入れた家庭で余っている食品や日用品などを、フードバンク活動を行う団体「フード・コミュニティ」が子ども食堂や生活困窮世帯に届けるなど、パートナー間の連携が始まっており、市SDGs推進室は「さらなるSDGsの推進につながる」と期待を寄せる。

カードゲーム好評

 市は昨年10月、自治体として全国で初めて、SDGsを楽しく学べる「カードゲーム」を製作。小学校や関係団体に出向き、授業を行った。カードゲームは好評で、特に教育現場からは「遊ぶだけでなく、子どもたちに分かりやすく理念が伝わっている」といった声もあがっているという。同推進室は「出前授業やカードゲームに関する問い合わせも増えており、注目度の高まりを感じる」としている。

 10月から11月に行われた高校3年生までを対象としたSDGsに関するジュニア・市政モニターのアンケートでは、「SDGsを知っている・聞いたことがある」との回答が約70%、「将来SDGsの達成につながる活動に関わりたい」が85%強と、若年層の意欲の高さが読み取れる。

ツアーも企画

 現在、市はエフエムさがみでパートナーを紹介するラジオ番組を放送している。今後は、市内でSDGsを推進する企業やスポットを巡るツアーなども計画しているという。同推進室は「市民にSDGsに興味を持ってもらえるような、また、パートナー同士のつながりが生まれるような活動を展開していく」と話している。
 

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