相模原南警察署(磯野正彦署長)は7月11日から始まる夏の交通事故防止運動に向けて、オリジナルの啓発物を制作した。南署署員が描いたイラストで危険性を伝えており、子どもたちの交通安全につなげたい考えだ。
運動期間は11日(日)から20日(火)まで。啓発のためキャンペーンを行った年もあったが、新型コロナの影響で人が密集する催しができず、小学校に出向いての交通安全講習会も開く回数が減っていたため、同署ではオリジナルの啓発物を制作して、期間中に配布することを決めた。交通課の山ノ内明彦課長は「既成の啓発物はあるが、小学生にもっと伝わるように工夫がしたかった」と話す。そして、絵が得意な交通総務係の大田巡査部長が児童に伝わりやすいように道路の危険性をイラストで描いた。
自転車で道路に飛び出すと自分だけではなく年配の人にも怪我を負わせてしまう危険があることや、家族が悲しむ姿が描かれている。大田さんは「相模原は坂道が少なく自転車事故が多い。子どもたちが急に道路に飛び出さないように伝えたかった」と思いを語る。「小さい子は字ばかりだと読まない。少しでも絵を入れると読んでくれるんです」と大田さん。自らの子育て経験も踏まえて思いついたという。
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