神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

谷口台小吹奏楽団 2年ぶり 東関東へ 県吹奏楽コンで最高賞

教育

公開:2021年8月5日

  • X
  • LINE
  • hatena
総勢80人におよぶ谷口台小学校吹奏楽団のメンバー =7月31日 同小学校体育館
総勢80人におよぶ谷口台小学校吹奏楽団のメンバー =7月31日 同小学校体育館

 第70回神奈川県吹奏楽コンクール(県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の小学生部門が、7月29日に相模女子大学グリーンホールで2年ぶりに開催され、谷口台小学校吹奏楽団が最高賞となる朝日新聞社賞を受賞。9月12日に栃木県宇都宮市で行われる東関東吹奏楽コンクールへの出場権を手にした。

 同コンクールには横浜、川崎、相模原市から2校ずつ6校が参加した。楽団員数80人を数える谷口台小からは、56人が演奏に参加。スミス作曲の「呪文」をリズミカルに演奏し、会場から大きな拍手を浴びた。審査の結果、川崎市立南野川小、同千代ケ丘小、横浜市立上末吉小とならび金賞に輝き、最高賞である朝日新聞社賞も一昨年に続き受賞した。

 今回、初めて指揮を担当した渡辺恵教諭は「3週間前は不安しかなかった」と振り返る。昨年はコロナ禍により大会が軒並み中止に。新団員の入団も、夏過ぎまでずれこんだ。本来ならコンクール等は、目標の一つであり、大きく成長できる機会。それが無くなり、「モチベーションの保ち方や雰囲気づくりなどに難しさを感じる一年だった」と渡辺教諭は話す。

 今大会に向けても、なかなか納得のいく演奏ができず、直前まで試行錯誤を繰り返した。合奏した音源を録音して全員に聴かせ、客観的に自分たちの課題と向き合わせた。また、6年生中心のミーティングを開いたり、外部の指導者の声などにも耳を傾け、危機感を持たせたという。実際に団長の金子颯太さん(6年)も「自分たちでもまずいなという意識はあった。そこから細かい指導をいただき、軌道修正ができたことが結果につながった」と話す。

 同団が掲げるスローガンは「最響(さいきょう)」。音楽に興味のない人の心も動かすことができるよう、最高の音を響かせたいー、そんな思いが込められている。

 31校が出場する東関東大会から、上位大会である東日本大会に進めるのはわずか2校。谷口台小はこれまで進めた記録がない。「伸びしろはまだある。初の東日本出場をめざしたい」と渡辺教諭は意気込んでいる。
 

さがみはら南区版のトップニュース最新6

発達凸凹でも気軽に散髪

発達凸凹でも気軽に散髪

理美容師らが啓発イベント

3月28日

車椅子ロボで階段昇降

市内企業

車椅子ロボで階段昇降

世界初、市販化へ実証実験

3月28日

3階級制覇し凱旋

ボクシング中谷選手

3階級制覇し凱旋

市長、ファンらに快挙報告

3月21日

ダムカレーでリニア好機を

ダムカレーでリニア好機を

市内飲食店に参加呼びかけ

3月21日

給湯器「点検商法」が増加

給湯器「点検商法」が増加

特定地域で電話相次ぐ

3月14日

市民のスマホで道路保全

カメラと揺れで陥没を感知

市民のスマホで道路保全

カヤバなど市内で実証実験

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook