「相模原市はたちのつどい」南区実行委員会の委員長を務める 古見 葵さん 西大沼在住 20歳
感謝の気持ちが原動力
○…4日後に迫った「はたちのつどい」。3人からなる実行委員会の委員長を務め、メンバーとともに催しの企画に取り組んできた。式を盛り上げるアトラクションは、イントロクイズと中学校の恩師によるビデオメッセージ。メッセージは各学校に訪問して撮影、自分たちで編集した力作だ。クイズは自分たちが学生時代に流行った曲を取り入れる。「式ではみんなに喜んでもらいたい。反応が楽しみ」と期待に胸を膨らませる。
○…幼い頃から、先頭に立って物事を進める積極的な性格で、学校では生徒会長を務めてきた。一生の思い出になる成人式にも携わりたいと思っていた頃、委員募集のハガキが舞い込んだ。迷わず応募し、準備を進めてきた。他の区に比べ委員の数は少ないが「楽しい式にするので会場に足を運んでほしいですね」と来場を呼びかける。
○…大野台小・中学校を卒業後に麻溝台高校へ。現在は横浜の大学に通い、充実した日々を送る。1年生の時は新型コロナウイルスの影響で友だちと会うことができなかったが、「学校で友だちと過ごすという日常を2年生で初めて知った。とても楽しい」と微笑む。勉強以外では小学生から続ける空手に没頭し、出場した大会では活躍した実績もある。同じく子どもの頃から続けているピアノが息抜きだ。
○…親戚などに振袖姿の写真を見せると好評だったという。「今まで育ててくれた両親には感謝の気持ちしかない。自分が迷ったときは背中を押してくれる。道を作ってくれる両親です」と二十歳の素直な気持ちを表す。大学では教育学部を専攻、将来の夢は高校の教員になることだ。「今まで多くの恩師に出会い恵まれたと思う。そんなお世話になった先生のような存在になれたら」
|
|
|
|
|
|