木もれびの森の花と木々を守る会の代表を務める 杉山 信義さん 中央区相模原在住 74歳
森づくりにふくらむ期待
○…大野台に広がる木もれびの森の未整備地で保全活動を行う新たな団体を立ち上げ、12人の会員でスタートを切った。「ちょっと高齢者が多いけどね」と苦笑するが、「12人も集まるなんて十分すぎる」と満足した表情を見せる。木もれびの森を連想させる『ここもも』の愛称がすぐに思いつきお気に入りだ。住民に参加を促そうと、ここもものロゴが入った名刺を配りまちを奔走する。
○…定年間際まで勤めた大学で緑に関する公開講座の担当だったことから緑に関心があった。退職後、多摩市のグリーンボランティア講座で2年間学んだ。チェーンソーと刈払機の使い方を習得し、一人前になったと実感。地域に貢献したいと木もれびの森で活動しているNPOに参加し保全活動に勤しんだ。「森が好き。快適なんだよね」。気付けば定年後のほとんどの時間を森に費やしている。
○…川崎市出身。自宅から4Km以上離れた小学校に通い、通学路にある小川の流れる神社で過ごすのが好きな少年だった。結婚後、娘が生まれ相模原に。矢部の一軒家に住み、隣が畑だった。「小学4年生だった娘が『ここは夢みたいなところだね。木があったり畑があったりすごく良いじゃない』と喜んでくれた」と微笑む。それから相模原から離れられなくなった。
○…相模原に来た当初、木もれびの森の広大さ圧倒されたという。それでも整備されている区域はほんのわずか。ここももが保全活動する区域はもちろん、人の手がまったく入っていない未整備の森だ。「一から自分たちのやり方で森を整備できるめったにない機会。多くの方に携わってほしいですね」。自分たちの森で四季折々の自然を味わえる魅力を多くの住民に伝えていく。
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2022年6月16日号