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50年続き、一度は閉鎖したバレエスクールを再開させた 北島 寿(ひさ)子さん 相模台在住 82歳

掲載号:2022年6月23日号

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次代へ受け継ぐ 歴史も情熱も

 ○…およそ50年続け、一度は閉鎖したバレエスクールが今年5月、現役トップダンサーカップルが引継ぎ、復活した。モンゴルで出会い、息子のように接し、母のように慕われてきたダンサーからの申し出。嬉しくないわけがない。「自分がやるわけではないのに、一生懸命宣伝していますよ」と、まさに母のような笑顔を浮かべた。教室の歴史、踊りへの情熱は親子の愛情のように次世代へ引き継がれていく。

 ○…佐渡島の生まれ。終戦直後にもかかわらず、小学校教師だった母がバレエ教室に通わせてくれた。できないことができるようになる喜びに少女を夢中になり、上京を決意。「父は、明日東京へ発つという日まで反対していました」と振り返る。東勇作氏に師事し、本格的に始めたクラシックバレエ。東京のレベルの高さに必死に食らいついたが、不慮の事故で「今でも痛い」という足の怪我や結婚、出産などもあり、一時期バレエから距離を置いた。

 ○…小児喘息の娘のため、都内から国立病院のある相模原へ。落ち着いた頃、再び東氏の門を叩いた。「すっかり元に戻ってしまっていた」技術を必死で取り戻し、今度は教える側に回った。レッスン場は団地の集会場からスタートし、後に自宅に併設したスタジオへ。小松原庸子氏との縁でフラメンコにも傾倒。フラメンコは今でも指導にあたる。

 ○…2019年には娘、孫娘と3代で舞台で共演した。4時間半の舞台も「あっという間だった」と懐かしそうに破顔する。踊りに情熱を傾け続けた人生。「良い指導者たちとの出会いが私の財産。とても勉強になった」と感謝する。今でも「『これで大丈夫』と思わず勉強することが大切」と向上心は衰えを知らない。

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